新型コロナウイルス対策|アルコール消毒は有効!!

コロナウィルスの対策としては、マスクの着用、手洗いやうがい、アルコール等による消毒が一般的に有効とされています。特にエタノールによる消毒は、直接的に有効とされています。

出展 厚労省サイトより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou.html

コロナウィルス対策のリンク、手洗いやうがいについてはこちらの過去記事を見てください。

動画解説も併せてご覧ください。

エタノールとメタノール間違えないで!!新型コロナウイルス対策|アルコール消毒は有効!!

アルコール(エタノール)が有効な理由は?

ウイルスはその構造からエンベロープ(脂質性の膜 (envelope) のあるウイルス(エンベロープウイルス)と、エンベロープのないウイルス(ノンエンベロープウイルス)に分けられる。
エンベロープウイルスは、アルコール消毒剤によりダメージを受けやすいといわれています。インフルエンザ、コロナウイルスのほか、ヘルペス、風疹、エイズウイルスなどもエンベロープウイルス なので同様です。

なお、ノロウイルスやロタウイルスはノンエンベロープウィルスなので(もともと膜がないということです。)、アルコール消毒はあまり意味がなく、対策としては加熱処理などを行う必要があります。

○エタノールが有効

通常、消毒用アルコール=エタノールをいいます。食品や一般的な家庭用の消毒剤としては、エタノールが一般的ですが、コロナウイルスにはエタノールによる消毒が有効です。 消毒用エタノール もしくはエタノールを主成分とするや専用の消毒ジェルなどで消毒しましょう。

以下のような消毒用ジェルが一般的ですね。

その他、無水エタノール(濃度99%以上)も市販されていますが、一般的に消毒用エタノールとして販売されているエタノールの濃度は80%です。 テーブルやドアノブなどの消毒には、やむを得ない場合、消毒用エタノール又は無水エタノールを希釈して使用するのがよいと思いますが、 2020年2月末現在、どちらの商品も売り切れが続出し、薬局にはこれらの商品が品薄になっています。

ちなみに、無水エタノール(純度がほぼ100%)の消毒効果は期待できず(濃度が高すぎるため)、 エタノールは80%くらいの濃度が、最も消毒効果を発揮するとされています。

コロナウイルスにエタノール以外に有効なものは?

厚生労働省のホームページ内に感染者の遺体の消毒方法について、以下の記載がありました。

…….. 、消毒に用いる薬品は、0.05~0.5%(500~5,000 ppm)次亜塩素酸ナトリウムで清拭*、または30分間浸漬、アルコール(消毒用エタノール,70v/v%イソプロパノール)で清拭、…..

出典 厚生労働省サイトより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou.html#Q1-1

したがって、以下の成分には効果が期待されると解されます。

○次亜塩素酸ナトリウム

エンペロープを破壊するという意味では、アルコールのほかには、次亜塩素酸ナトリウムが有効です。次亜塩素酸ナトリウムは食品や食器類の消毒、漂白などに使用されていて、キッチンハイター(花王)の主成分としても知られていますが、強力なので、キツチンハイターを手洗いに使用することはできません。

一般的な消毒には、 0.02%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム水溶液も使えますが、掃除の際には、ゴム手袋などを着用しましょう。

○イソプロパノール

別名はイソプロビルアルコール。こちらもアルコールの一種で、市販されていますが、においが強く、また、肌荒れなどエタノールよりも起こりやすいとされているため、あまり人気はありませんが、エタノールの代用となります。ちなみにサインペンなどの油性マーカーの溶剤に使用されていたりします。

厚生労働省サイトに 70v/v%イソプロパノールと記載がありますのて、70%以上の濃度でコロナウイルスに効果があるという意味ですね(※v/v%= 体積パーセント ということです。 )

しかし、脱脂力が強いため、皮膚の油分を取り去ってしまうため、通常は手などの消毒に用いることは注意が必要で、次亜塩酸ナトリウム同様、日常的に使用するのは避けた方が賢明ですね。

※本来はワックスの剥離剤とか、塗装の脱脂に使ったりするので、メチルアルコールよりはましですが、人体には使用しない方が賢明。因みにテーブルなどは、塗装面が痛むので、使用は自己責任で。

○効果がないまたは効果が薄い成分

ベンザルコニウム塩化物やクロルヘキシジングルコン酸を主成分とした殺菌作用のあるハンドソープなどがありますが、こちらは効果が低いとされています。

石鹸や界面活性剤でウイルスを洗い流すので、その意味ではハンドソープ自体の効果は有効ですが、直接的にコロナウイルスに対しては、アルコール同様の消毒効果はないと考えましょう。またアルコール濃度の低いウェットティシュなども同様です。

エタノールとメタノール(メチルアルコール)の違い は?

消毒や食品用のアルコールはエタノールで、工業用や燃料量のアルコールはメタノールですが、確かにメタノールも市販されていますが、消毒用としての使用は避けてください。 手指の消毒にはエタノールを使用して下さい!!

ちなみに、エタノールはデンプンや糖を発酵させたり、エチレンを原料にして触媒を使った水和反応で作ったアルコールです。食品に使えるかは微妙なところで、ベンゼンなどが残留しているとかなりまずいので、手指やドアノブの消毒などに限定したほうがよいでしょう。

メタノールは工業用アルコール|燃料です!!

メタノールはメチルアルコールとも言いますが、昔から工業用のアルコールとして有名です。メタノールは「木精」と呼ばれていますが昔は木材から生成し、現在は天然ガス、石炭ガスから精製されます。着火剤やアルコールランプの燃料として市販されていますが、基本的には燃料用のアルコールです。

そして、メタノールは摂取すると非常に危険でメタノールは絶対に飲んではいけません

昔から 「メチル(目散る)アルコール」とも言 われ、メタノールは視神経に障害を与えることが有名で、失明や最悪、死の危険があります。

原理的には、メタノールを人体が吸収すると、酵素により酸化し、代謝物として、シックハウス症候群で有名な有害物質「ホルムアルデヒド」に変化しますが、これは人体に非常に好ましくない影響を与えます。

したがって、手や指の消毒においても、使用しないことが賢明です。また、引火の危険もあります。感覚的には、灯油やガソリンで手を洗うようなものですね。

その他コロナウィルスに有効な手段は?※注意:あくまで参考です効果は公的には立証されてはいません。

シャープのプラズマクラスター機能付きの空気清浄機が売れています。プラズマクラスターは、次のような効果が期待されていますが(シープサイトより)、 プラズマ放電によりプラスとマイナスのイオンを発生させて、OHラジカル(高反応成分) の酸化作用で ウィルスや除菌を行うということです。濃度の問題や様々な異論、反論もありますが、一応、メーカーは以下のように「抑制」の効果があるとサイトで表示しています。

1 “OHラジカル”の酸化力で「空気浄化・脱臭」 ・浮遊アレル物質の増加を抑える
・浮遊ウイルスの作用を抑える
・付着ウイルスの作用を抑える
・浮遊菌の作用を抑える
・タバコの付着臭を分解・除去
・浮遊カビ菌を除菌
・付着カビ菌の増殖を抑える

出典シャープサイトの記載より
プラズマクラスターって何?|プラズマクラスターブランドサイト:シャープ
プラズマクラスターのメカニズムや安全性、導入事例などをご紹介します。

論文も発表されていますので、詳細は下記リンクで確認してみてください(英語)

CiNii 論文 - プラズマクラスターイオンによる除菌作用の原理と応用
プラズマクラスターイオンによる除菌作用の原理と応用 中村 美咲 , 西川 和男 生活衛生 53(4), 239-246, 2009

その他、オゾンを発生するタイプのものや、類似の製品が他社からも発売されていますが、完全に立証されているわけではありませんので、これらで完全に防衛できるとは考えず、マスク、手洗い、うがいと併用するのがよいでしょう。

なお、単にフィルターで集塵するだけのものについては、そもそも不活性化できず、また、アミを通り越して、空間にウイルスが循環するだけなので、意味はありません。

以上、コロナウイルスに対するアルコール消毒の話でしたが、参考にしていただければ幸いです。

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