民泊物件の内装
内装工事について
●費用が高い:
風呂、トイレ、キッチンの水回り3点が非常に高額で、こだわれば1点につき100万円以上かかる場合もあります。
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●費用がやや高い:
床を防音使用(LL45等級)にする、扉や間仕切りの変更、押し入れをクローゼットに変更、浴室乾燥機、エアコンなど
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●費用は安い:
壁紙の総張替(1㎡あたり1000円~1500円位)、ペンキ塗り、フローリングの表面だけ張り替え
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のように分類できます。テナントや、自己所有物件であれば、ある程度自分でやるのもいいと思います。最近はよい壁紙が出ていますので、張るだけで、まったく部屋の雰囲気が変わってきますよ。
↓壁紙の施工例
すこし前までは、珪藻土などの壁塗りが流行っていましたが、壁紙でも十分おしゃれな空間が演出できるようになりました。ただし、あくまで壁紙なので、汚れやキズなどには弱いので、耐久性を考えて施工場所を選ぶ必要があります。
フローリングをリニューアルする方法
壁紙と並んで、リフォームの定番はフローリングです。
古いフローリングを新しくすると部屋は見違えるようにきれいになります。フローリングを施工する場合は、本来は古い床を撤去し、下地の素材を防音素材(LL45など)にして張りなおすのが最もよいと思いますが、いかローコストな方法を紹介します。
①フローリングの上にフローリングを張る:
これは、古いフローリングを除去しなくていいので、施工が簡単でコストがかかりません。ただし、フローリング木なので、古くなると反り、ゆがみが出てきますから、上に張ると、ややでこぼこになったりする場合があります。
②フローリングの上にタイルカーペットを張る:
タイルカーペットとは、大体50cm×50cmの正方形のカーペットで、最近テナントなどでは床の上にじゅうたんを敷くのではなく、タイルカーペットを並べる施工方法が簡単なので流行っています。
もちろん、住宅用としても施工可能なので、フローリングをカーペット仕様にする場合、比較的ローコストで施工できます(タイルカーペットは1枚数百円程度で販売されています。基本的に、ホームセンターのものも業者が施行するものもほぼ規格は同じです)
↓写真ではわかりにくいですが、一松張り(互い違い)で施工しています。
家具について
民泊を始めるにあたり、内装は、現状のままでもかまいませんが、家具についてはなければ用意する必要があります。テーブル、椅子、寝具などは特区民泊においては許可申請時の要件にもなっていますので、規模が大きれればそれなりにそろえる必要があります。
家具の購入については、それぞれ考え方があると思いますが、IKEAの進出以来、日本の家具の品質は飛躍的に上がりましたので、組み立て式の家具でもそれなりにいいものが売っています。
ただ、新品ではなくとも中古市場でそろえる方法なども考えられますので、リサイクルショップで入手したり、あるいは、業者(古物商の免許がある業者)に直接買い付けを依頼したりする方法もあるでしょう。
古物商
ちなみに、古物商免許があれは、各地にある古物市場つまり、中古品のオークション会場に会員となって出入りし、入札(セリ)に参加することができますので、大口の需要、例えば、テーブルが10個ほしいとか、ベッドが5台必要というような場合は、古物商に直接買い付けを依頼するという選択肢もありますね。大抵リサイクルショップは免許を持っていますので、店頭で交渉してみるのもいいかもしれません。
以上、一般的なリフォームとコストについて紹介しました。予算に応じて、考えてみてください。ちなみに、和風なものを洋風にリフォームするよりも、和風なものは和風のままリフォームしたほうがローコストで済みます。もしも畳があるならば、畳を残した形でリフォームを考えるのもよいと思います。
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